春はあけぼの、筍おいしい


日差しと花粉が問答無用に春を連れてきてくれて、
鼻をすすりながら、ぼさっと薄桃色の桜を見上げられる事が嬉しいです。
今週末までお花が保ってくれるといいなあ。

慰めや癒しのつもりでなくても、そこに本意がなくても、
ただそこで咲いてくれている、大切な人たちが笑っていて、
美味しいものを美味しいと思えることが幸せです。

暖かい色が使いたくて、ぐりぐり描いてたら、
だんだんタケノコの方に熱が入ってしまった。
花よりたけのこ。

NとF



先日、原作の小説をようやく読めたので、
ドラマでもこのシーン良かったなあ、なんて思いながら
以前途中まで描いていたものを引っ張り出して。
4年前のドラマだけど、未だによく観なおしています。

小説では方言が使われてなかったのが意外なほど、
すっかりドラマの影響が色濃く残っているのでした。



森博嗣さんの「すべてがFになる」もドラマから入ったクチですが、
S&Mシリーズもゆっくり小説を買い揃え中です。
萌絵ちゃんと犀川先生の関係性が好きすぎる…



すべFはドラマ化もアニメ化もされている作品なので、
キャラクター像はある一定固められそうだったのに、
小説を読むとさらに魅力がたっぷりで、まだ外側イメージを固められず。

読み手の数だけイメージがあって、まだ見ぬ犀川先生や萌絵ちゃんが
存在するんだろうな。
読後にイメージを追いかける楽しい一人遊び。

ほたるの光

OO39ドットコム、ヤハタさんヒショさんの「蛍の光」と
久しぶりに聴けた「五倉山中学校歌」に、
音楽の持つ、目には見えない魔法のようなちからを、強く感じました。

同じように「絵も魔法だよ」と友人のれんちゃんから教わった時、
そうあれたらどんなにいいだろう、と思いました。
両手を突き出し、気合いを込めたところで、何も出てこなければ、
地面から浮けるのは、必死の形相でジャンプした一瞬だけの未熟者だけど、
目にして下さった方の、どなたかに想いが伝わることができたのなら、
届いてほしい、空の向こう側にも届くことができたなら、
それだけで充分魔法だと思います。

ほたるの光が届きますように

まだ寒さの残る日に

文章にするごとに、思い出になりそうで怖い
無理に言葉にしなくていい、と思う自分もいる
でも、それらをひっくるめて、前を向くために穏やかな思い出になってほしいと願う気持ちもある
かと思えば、思い出なんて言葉を使うのを、心の底から嫌がる自分もいる
ぐちゃぐちゃだ
だから非公開のつもりで書く

あんなに大きな、かけがえのない無二の存在と、もう会えない、話せなくなってしまった
お互いの健康のはなしも、とりとめないくだらない話も、
何時間も繰り返された大事な作品についての話も
それなのに、当たり前のように今日という日が暮れてゆくのが、信じられない
寂しくて途方もない
投げかけてくれたひとつひとつの言葉が、胸の内でたくさん光る
やさしい兄のような、家族のような深い愛に包まれていたことを、胸が痛いほど感じる
いつも「ありがとう」と言われるたびに、
その倍以上の感謝をどうやったら伝えられるんだろうと思っていた
まだなにも、なにひとつ返せてないうちに、遠い場所に行ってしまった

きっとむこさんと出会えた人は、みなさん同じような気持ちを抱えてるんじゃないだろうかと思う
星の数ほどの表現者のなかで、一個人としても、出会えたことに奇跡を感じる
ぐちゃぐちゃな感情をふるいにかけたら、深い寂しさと泣きたくなるほどの感謝しか残らなかった

そう、けれど永遠とも思えた真っ暗な夜の中に、ぽつんと光るものがあることをわたしは知ってる
それは数年前、愛猫を二年連続見送って、月日と、この身で知り得たこと
死やお別れは、何もかもを奪い去るものではないということ

きっとむこさんなら、今も必ずこう言ってくれる
あなたの人生と日々を、全力で楽しんでほしいと
絵が描けるなら、文章がかけるなら、映像や音楽が作れるのなら、表現することをやめないで、と
何よりも自分にむけて、やりたかった事、やれずにいた事を悔やむこともあったと思うのに、
何度も励ましてくれたその言葉が、今もわたしを照らしてくれる

私の描く永児や喜多見たちは、むこさんとねこさんのチェックが入って、繊細な修正が加わり、
初めて公式となれると思っています。今までも、これからもです。
なので、これから描く永児や喜多見たちは、
私の個人的なファンアートになってしまう事を、どうかお許しください
「ほたるの群れ」という作品に関われたことを、心から誇りに思うことと同時に、
ほんとうに、大好きな作品だから、大切に描き続けていたい
かけがえのない作品に対して、心からの贈り物を、
遠い場所にいるむこさんにも届けられるように、これからも描き続けます

わたしがそちらに向かう時には、完成したほたるを読ませてください。
絶対だよ。ファンは覚えてんだから!
今はちゅうちゃんと一緒に、痛みもない場所で笑っていてくれますように
どうかそこからも、見上げる私たちを見守っていてください

2018-3月7日
まだ寒さの残る日に

夏の終わりに

ようやく朝晩過ごしやすい気温になってきましたー!うれしい!
暑さと湿度で、体力ゴリゴリ削られてたので、本当にこれくらいの気温がいいなあ…

最近は、ゲームオブスローンズの視聴に夢中です。
友人の勧めもあり、ファンタジー世界の資料的な感じで気軽に観始めたらこれだよ…
次女アリアちゃんの成長ぶりにも目が離せませんが、何といってもスノウの行く末が気になる。
この絵では残念ながら魅力の幾ばくかも伝わりにくいかと思いますが、
登場人物みな魅力的で、久しぶりに引き込まれています。

ダークファンタジーで、残酷なシーンや性描写もわりとがっちり入ってますが、
刺激的なものというより、必要性を感じる演出だと思えることが多いかなあ。個人的にはですが。
今はまだ大いなる物語の、まだまだ玄関口みたいなので、先が楽しみです!

お楽しみはこれから

Twitterでフォローさせて頂いている方のつぶやきから、
気になっていた本を昨日どっさり入手してきました。
荻原規子さんの勾玉シリーズも同じような経路から拝読するに至って、
「なぜもっと早くに出会わなかったのだろう…」と自分の頭に空手チョップする勢いですが、
何事も出会いにはタイミングがあるのだ、という言葉をわずかな慰みにしています。

その本の中の登場人物は、読んでいると頭や心のなかでは、
あたかも映像のように見えているのですが、
絵に描き起こそうとすると…なんかちがう。
どこが違う?もっとどうなれば、自分の頭の中に浮かぶ像と重なり合うんだろう??
そうやって試行錯誤する時間がすごく楽しい、とっておきの読後のお楽しみだったりします。
簡単じゃないけど、自分の見た映像と本の世界をどうにか繋いで、消化しておきたい。

最近特に強く思うのは、自分の満足する絵って、上手くかけたとかそういうことじゃなくて、
どれだけ気持ちを乗せられたか、という事に尽きるなあと。
上手い下手で計るとそれこそ地獄のようにキリがないけど、
どれだけ気持ちを込めたとか、のびのび描けたとか、
そこだけが自分にとって大事だなーとつくづく思うのです。

その時の最大火力で描けたら、さあ次だ!身軽に行こう本の旅。
知らない場所がまだまだいっぱいあるよ。

放課後の反論


真似てコーヒー飲んでみるけど、言うほどおいしいとは思えなかった
かわいくてキラキラした存在に憧れるけど、同じようになれるとは思えなくて
だますように笑ってみせるから、愛されないんだよ
いいこじゃないドロドロしたわたしに気付いてほしい
みつけてほしいんだ、小さな赤

2016〜2017年のご挨拶

2016年もブログへのお立ち寄り、まことにありがとうございました!
すっかりメインの更新がTwitterとなっておりますが、
あちらではTLの海へ描いては流すという感じなのに対し、
ここはそれらを残しておく場所として、今後ものんびり営業する所存です。

2016年は、クリップスタジオの使い勝手が劇的に変化し、その上
アドバイスを頂きつつメモリを自分で積んでみる、ということもやってみて、
作業環境が改善された、嬉しい一年でした。
iTunesとお絵描きソフトを同時に立ち上げてたら、
保存に数十秒かかっていたり、突然落ちる事も頻発してたので
慢性的にストレスを抱えていたんだな〜〜と
改善されて気付く始末です(´ω`;)←慣れって怖い

それでも、まだまだ改善の余地はありますし、
クリスタも便利な機能を使いこなせている訳ではないので、
ここからもっと仲良くなれたらいいなあ!

この一年もお絵描きできる環境でいられますように。
どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。

平山けいこ

クリスマスに向けて

湊かなえさんの推理小説「Nのために」がドラマ化されるとあって、
原作が未読だったので、先にドラマを見てよいものか、
小説を先にするかでちょっと悩んだ覚えがあります。
家のことや辛い現実にどうしようもなく非力で、
でも明るい未来を精一杯思い思いに語ってるのに、
寄る辺なさ漂う二人のこのシーン、切なくて印象的でした。

クリスマスイブに起きた殺人事件、ということもあって、
この時期が近くなるとふと思い出す作品のひとつですが、
事件のあった2004年と、その10年後、さらに遡って15年前の青景島が舞台の学生編と、
3つの時期を行き来しながら紐解かれる真相もさることながら、
瀬戸内海の美しい景観と、心理描写に沿った細やかな演出に、何度も見たくなるドラマです。

メモしだすとキリがないのですが、本当に些細なところ、
成瀬くんのお父さんが、成瀬くんに渡してくれたビニール袋に入っていたものは
数個のみかんとホイルに包まれたおにぎり、そしてむき出しの一万円札。
それだけで、お父さんがどれだけ不器用に息子を気にかけているのかが伝わってきたり、
希美のお父さんが、神輿を見ていたちょっとした間が、後で意味があった事がわかったり。
見逃しがちな描写があるからこそ、ドラマが生きてるんだなーと。

サントラを引っ張り出して聴いてたら、ますます見返したくなってしまったので、
発散すべく、のお絵描きでした。

さむい冬だから

個人的に、ジャケットのセンターベントは、
女子のサイハイソックスなどの「絶対領域」に相通じるものがあると思っているのですが、
こういうちょっと残念なのも、冬仕様ということでひとつ。